基礎知識 | 葬儀手引書

安易に葬祭業者を決めてはいけません

葬儀の全てを自分たちで用意し、滞りなく執り行うと言う遺族は存在しないでしょう。葬祭業社の力を借りないと大変です。ただし、安易に葬祭業者を決めてはいけません。数社から見積もりをとり、比較検討することが基本になります。

近年、葬祭業者も見積もりを出すことが当たり前になってきました。しかし、遺族から催促されたら出すと言うスタンスであることがほとんどです。また、不親切な見積もりを出す葬祭業者も少なくありません、金銭面の情報をしっかり遺族に提供しない葬祭業者は除外しましょう。

遺族はこう言う基礎知識を頭に入れておかないといけません。また、見積もりを出してもらっても、見方が分からなければ意味がありません。見積もりが読める程度の知識は必要です。後々のトラブルを防ぐことにつながるので、面倒と言わずにしっかり勉強しましょう。

見積もりの読み方などが分かっていない人が多い

すぐに葬祭業者を決めるのではなく、きちんと数社から見積もりとって比較検討する遺族が増えました。これをすることで、葬儀における金銭トラブルを防ぐことができます。しかし、見積もりの読み方などが分かっていない人が少なくありません。

それでは意味がないので、見積もりの読み方などの基礎知識はしっかりと持っておきましょう。まず、見積もりを提示されて、合計金額ばかり気にする人は注意が必要です。入念にチェックすべきところは、合計金額ではありません。

見積もりの各項目です。項目ひとつひとつをチェックし、何にいくらかかっているのかをよく確認しましょう。もし、別途や実費と言う項目があれば、気をつけなければいけません。見積もりで提示された金額以外にお金がかかるからです。

合計金額が安いと感じても、別途や実費と言う文字が多用されていないか確認しましょう。